BALLET & DANCE = My LIFE

バレエのこと。ダンスのこと。

YouTubeチャンネルを始めます!

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YouTubeチャンネル「Ballet & Dance TALK」を始めます!

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私が今住んでいるロサンゼルスは、外出禁止令が出て2週間になりました。不要不急の外出はできず、唯一の楽しみであった散歩も、ビーチやトレイルの入口が閉められてしまったため、近所をうろうろするのみ。スーパーやドラッグストアは営業していますが、入場制限がかかっているので、時間によっては長蛇の列を並んでいます。

 

と、気持ちが下がる話ばかりしていてもしようがない!

この状況を乗り切るため、1人1人ができるだけ長い時間を家で過ごすことが大切なのだとすれば、その中でできる新しいことを考えようと思い、動き始めました。

 

といってもなんだか唐突な感じではあるので、まずはこのブログで、なんでこんなことを始めようと思うに至ったか、その経緯を書いておくことにしました。また、テストも兼ねてYouTubeチャンネルにもやろうと思っていることを簡単にまとめた動画を作りました↓

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動画は4分で終わるので、ぜひ見ていただけたら嬉しいです!あと、最後に詳細書きましたが、チャンネル登録がダンサーたちに収益を還元するための大きなきっかけになります!ぜひチャンネル登録をお願いしますm(_ _)m

 

 

コロナショックが起きて気づいたこと→国に頼れない!

コロナの広がりにより、芸術界・エンタメ界の弱さをまざまざと見せつけられました。しょせん世の中が平和で安全でないと簡単に吹っ飛ぶ世界なのだと。

 

2月26日、首相がイベント等の中止等を要請して以来、次々と中止判断をする公演のニュースを目の当たりにし、多大な損害を目の前に中止判断した主催者を思うと身が切られる思いでした。一方で、公演を強行しても、かなりのお客様が払い戻しをご希望されますし、クラスタになりうるリスクを抱え、批判にも耐えなければならない‥開催しても中止しても待ち受けるのは「闇」。

 

そして、判断に翻弄されるダンサー等の演者たち。

安心して舞台のことだけに集中したい公演直前期に、日々中止判断の連絡を受けて落胆しながら、開催に向けて動く公演のためには淡々と稽古しなければならない状況。そして、中止すれば多くの演者たちが直接的に収入減の被害を被ります。さらに、極めつけは政府の芸術に対する補償の意識の低さ‥。

 

ただ、この政府の芸術に対する支援の低さは今に始まったことではありません。そもそも、国・すべての地方公共団体がこれまでも芸術をしっかり支援していれば、ダンサーや演者たちが今現在こんなに立場の弱い状況になることもなかったわけです。

私たち日本人は、戦後復興のために必要な、会社に従順なモーレツ社員を養成するための教育を受けて育ち、極めて芸術教育が不足した環境で育ってきました。そのために、芸術・文化の重要性を理解するタイミングがないまま大人になり、そんな大人の一部が政治家や官僚になり、極めて脆弱な文化政策が実施されていると思っています。

 

そんな歴史的な積み重ねのもとに現状がある以上、どんなに他国の芸術に対する厚い補償をうらやんでみても、同じだけの補償をしてくれるはずがないのです。むしろ芸術に関わる人たちの情熱だけで支えられているこの環境を前提にしながら、どう立ち向かうのかを考え実行することが建設的だと考えています。

 

そうだ、コミュニティを作ろう!

では、どう実行するのか。ここからは、私が専門とするバレエ・ダンスに関する話です。今考えている中長期のビジョンは、「日本人を世界のバレエ・ダンス界をリードする人材にし、日本のバレエ・ダンス業界を盛り上げる」ことです。

 

バレエ・ダンス業界の主催者が安定的に興行でき、ダンサーたちが安心して公演に向けて集中するためには、バレエ・ダンス業界を盛り上げ、一般の人の認知を上げ、個々人のダンサーたちの評価を上げることが極めて重要です。そうすれば、企業がもっと積極的に支援をしてくれるようになる可能性がありますし、ファンが増えて個人の寄付額を上げることもできるかもしれません。資金が生み出せることは、安定的な興行の第一歩になります。

 

また、個々人ではなく、大きなコミュニティとなれば、またいつかコロナのような事態が起きたときに、政府へ提言をしたり、寄付やクラウド・ファンディングを実施するなど、1人ではできないことができる可能性を広げます。図にまとめるとこんな感じです。

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そこで、私は、まずは現役ダンサー・教師・ファン・未来のダンサーの卵たちを集めた大きなコミュニティを作り、アクティブに活動することを志向し始めました。

きっとみんな同じようなことを考えているダンサーたちが集まれば、多くの企画のアイディアが生まれることでしょう。また、ダンサーとファン、ダンサーと未来のダンサーの卵たちが気軽に交流できる機会を増やすことで、ファンの応援したい気持ちが高まったり、将来に悩む未来のダンサーの卵たちにエールを送ることもできるかもしれません。

 

昔だったら、全国に散らばるダンサー・教師・ファン・未来のダンサーの卵たちを1つのコミュニティにまとめることは簡単ではなかっただろうと思います。しかし、今はSNSがあり、YouTubeがあり、zoomがあり‥個人が大きな資本がなくても気軽に発信し、インタラクティブにやりとりができる時代になりました。

加えて、今はダンサーたちがスタジオや劇場に行けず、家の中にいる時間が長いので、立ち上げ当初にご協力いただくには大きなチャンスだと思っています。いつでも、ピンチはチャンスです。

 

やろうと思っていること→ダンサーへの収益還元

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コミュニティを作るにあたり、YouTubeを軸に置こうと思ったのは、収益を得られる可能性があるからです。私は、このコミュニティを、バレエ・ダンス業界を盛り上げるため、という理由でダンサーたちにボランティアで参加してもらうのではなく、いずれは協力いただいた方に還元できる形を取りたいと思っています。

 

1つの大きな分岐点は、登録者数1,000人です。登録者数1,000人を超えると、ライブ配信での「投げ銭」機能が使えるようになるようです。SHOWROOMのギフトのようなもので、例えばダンサーに質問したいときに、無料のままチャットで投稿するとどんどん後から出てくる質問に押し上げられていつのまにかダンサーに届かなくなってしまいますが、投げ銭をすると、質問の表示時間が延びるのです。

この投げ銭によって得た収益を、すべて参加してくれたダンサーに還元したいと思っています。

 

また、2つめの分岐点は、登録者数1,000人に加えて過去12ヶ月の総視聴時間が4,000時間を超えること。この条件を超えると、広告掲載が可能になるそうです。広告課金で得た収益をどのようにダンサーたちに分配し、どうやって収益を新たな資本として次の取組みをするかはまだ考え中ですが、こちらも必ず還元します。

 

いずれの分岐も長い道のりになってしまうかもしれないですが、必ず実現したい!

もちろんYouTubeだけでなくどんな形でコミュニティを活性化できるのか、引き続き検討していきます。いろいろな形でバレエ・ダンスに関わる方が広くこのコミュニティに参加し、発信し、交流することで、より豊かなバレエ・ダンスの世界の一助になることを目指すと思うと、今からわくわくしています。

 

未来のバレエ・ダンス業界を変える大きな原動力にするために、これからも日本のバレエ・ダンスがますます発展していくために、まずはチャンネル登録をぜひお願いします!

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